糸東流宗家 摩文仁賢雄

第46回糸東流太西会空手道選手権大会が、ここ金岡公園体育館大会で開催するにあたり挨拶申し上げます。
皆さまご承知の通り、2020年の東京オリンピックで空手競技が採用されることが正式に決まりました。 すでにWKFのほうは東京以降のオリンピックでも正式競技として採用されるよう活動していると聞いております。 また、オリンピック競技として更なるルールの改正も予定されているようです。オリンピックに採用されることにより、今年2回おこなわれたプレミアリーグでの参加人数も例年になく多くのエントリーがあり、参加各国も若手の選手の育成に力を入れているようです。
この太西会の大会での幼年から一般も含め幅広い選手の参加されており、将来のオリンピック選手も生まれる可能性もあります。
いつも言っておりますが、オリンピック競技になることにより、周囲の空手に対する注目度がアップしております。テレビでも度々空手が取り上げられていることはご存知の通りです。 皆さまには言うまでもなく平常心で日頃の道場での稽古の成果を大会で存分に発揮し、観戦する人々に感動を生みだしていただきたいと思います。流派としても糸東流空手道の持つ技の深い探求と研鑽を通し空手道の発展に寄与できるものと信じております。 また糸東流空手道開祖摩文仁賢和の「君子の拳」は不変であり空手を学ぶ者の最も大事にすべきものであると信じております。このことはこの太西会の大会開催の目的にも合致するものです。
最後に今大会の開催にご尽力いただいた関係者の皆さまと日頃選手を熱くサポートしていただいているご家族に敬意の意を表するとともに、今後の太西会の発展を祈念し挨拶といたします。